2月19日(水)にStartup Hub Tokyo丸の内にて、INCU Tokyoの令和6年度活動成果報告および登録施設間のネットワーキング・情報交換を、INCU Tokyoとしての第3弾イベントである「Demo Day」を開催しました。
今年度8月より活動開始した、都内インキュベーション施設を繋ぐインキュベーション・コミュニティ「INCU Tokyo」ですが、令和6年度を通じて想定を大きく上回る全102施設にご参画をいただいており、コミュニティとしての活動も拡大しております。
イベントでは活動報告に加え、起業家や支援機関等も交えた課題解決のためのディスカッション、交流会等を実施しました。

本レポートでは、当日のイベントの様子をご紹介します。
令和6年度事業成果報告
INCU Tokyo運営事務局

イベントの冒頭には、事務局よりINCU Tokyoの事業概要や、登録施設の現状、今年度実施した取り組みについてお伝えする、事業成果報告を行いました。
個別の活動報告では、当コミュニティで実施している「VALUE UP(インキュベーターへの個別支援)」「COLLABORATION(インキュベーター相互の連携支援)」「CONNECTION(インキュベーターと起業家やその他支援機関等とのつながりの支援)」の3つの取り組みについて、それぞれ実施概要と成果をお伝えしました。
「VALUE UP」に係る活動としては、施設内の人材育成への寄与を目的として実施したインキュベーション人材養成講座の実施結果や、INCU Tokyo登録事業者向けに公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施している「インキュベーション施設支援機能強化事業」の概要をお伝えしました。
続いて、「COLLABORATION」については、8月と12月に実施した大規模イベントの様子や、登録施設へのヒアリングを通じて拾い上げたマッチング要望をふまえて登録施設間の連携を促進した事例を紹介しました。
さらに、「CONNECTION」の活動では、インキュベーション施設の魅力である“ひと”に着目して制作したインキュベーション・マネージャーへのインタビュー記事や、登録施設のアップデートにつながる情報提供を目的に実施した各種調査やレポートのサマリについてご共有しました。
今年度のINCU Tokyoの取り組みを体系的に発信した初めての機会として、参加者からも多くの関心が寄せられました。
グループディスカッション
次に行われたグループディスカッションでは、参加者が複数のグループに分かれ、テーブルごとに設定されたテーマに沿って活発な意見交換が行われました。今回はテーブルごとに下記4つのテーマを設定し、参加者の皆様には自身の関心のあるテーマのテーブルに移動していただきました。
- 人材育成・採用
- 地域内連携
- 付加価値向上
- INCU Tokyo
インキュベーション・マネージャー、起業家、学生等幅広い属性の方にご参加いただき、事務局メンバーがファシリテーターを務めつつ、各々の意見を交わし合いました。議論を通じ、施設間で共通する課題感や、INCU Tokyoに求められる支援の方向性、施設間連携や情報共有の重要性が再認識される場となりました。

交流会
プログラムの最後には、参加者同士の交流を深めるためのフリーディスカッションと名刺交換の機会が設けられました。ネットワークの拡大や施設運営者同士でリアルな会話ができる貴重な機会となりました。
施設見学会

イベント終了後には、希望者を対象に会場近隣の登録施設における施設見学が行われました。今回は、下記2施設にご協力いただきました。
参加者は実際に施設を訪問し、施設担当者との質疑応答も交えながら、各施設の特徴や運営上の工夫について相互に理解を深めることが出来ました。
参加者の声
- 「INCU Tokyoのこれまでと今後の取り組みの全体像が理解できた。」
- 「施設見学会やグループディスカッションで多くの発見があった。」
- 「他施設や創業者、INCU Tokyo事務局の方とリアルな話ができた。」
- 「グループディスカッションで、創業支援施設スタッフ及び創業者と意見交換することができた。また、他施設を見学できたこともよかった。」
INCU Tokyoでは、今後も各種イベントの開催や登録施設向けの支援を予定しております。
ご関心をお持ちの方は、ぜひ下記よりINCU Tokyo HPをご確認ください。
